AIとやり取りをする上で重要になる”プロンプト“ですが、
得られる回答の精度や、速度などを改善するためのアプローチとして、プロンプトを英語で入力するというものがあります。
このように、プロンプトの言語によって、解決できる課題が存在することが知られています。
この記事では”英語のプロンプト“と”日本語のプロンプト“それぞれを使用したときのメリットをご紹介します。
英語のプロンプトのメリット
〈翻訳による遅延がない〉
日本語のプロンプトは、一度英語に翻訳される必要があるので、その過程で応答速度が遅くなる可能性があります。そのため、英語のプロンプトを使用することで、回答速度の向上を期待することができます。
〈データセットの制約がない〉
英語と比べると、日本語のデータセットは少ないため、特定のテーマや専門的な内容に対する回答のバリエーションが少なくなります。ですが、英語で質問することにより制約が解消され、回答精度・速度ともに向上を期待することができます。
日本語のプロンプトのメリット
〈意図の伝達〉
日本語でのプロンプト入力は自然で、より正確に意図や質問を伝えられます。これにより、目的に合った回答を得やすくなります。
〈効率のいいやり取り〉
日本語でプロンプトを入力する場合は、意図の伝達が正確になり、少ないリクエストで目的の回答にたどり着け、コストが抑えられます。ただし、英語が堪能の場合は翻訳コストを抑えられるため、英語でのプロンプト入力の方が低コストです。